みん評 代表 坂巻 隆之インタビュー

買い物後の「知らなかった」をなくしたい
ー 口コミサイト『みん評』の挑戦とは

買い物後の「知らなかった」をなくしたい
ー 口コミサイト『みん評』の挑戦とは

坂巻 隆之 SAKAMAKI TAKAYUKI

坂巻 隆之 SAKAMAKI TAKAYUKI

株式会社マイスタースタジオ
みん評 代表 
<専門領域:SEO>

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埼玉県さいたま市出身。大学在学中、Webマーケティング会社でアルバイトをしていたときに、その魅力や将来性に感化され、個人事業主として開業。その後、法人化し『みんなの評判ランキング』立ち上げに参画。20代は仕事づけの日々を送っていたが、30代になり子どもが生まれてからは、プライベートの時間を充分に取りながら仕事のパフォーマンスを最大化する働き方を考える。趣味は読書。本屋が大好きで、気が付いたら半日本屋で過ごしていたことも。

口コミの熱量に感動!購入経験者の思いを、多くの人に届けたい。

口コミの熱量に感動!購入経験者の思いを、多くの人に届けたい。

ー 口コミサイトを立ち上げたきっかけは何ですか?

『みんなの評判ランキング』(みん評)は、当時、色々なジャンルを扱ったオールジャンルの口コミサイトが少なく、「作ったらニーズがありそう」というちょっとしたアイデアから始まりました。思った通りニーズが高く、すぐにアクセスが伸びていきました。初めのうちは、口コミのニーズが高そうなジャンルを増やしながら、いいペースで事業を拡大していた記憶があります。

初めてユーザーの「口コミ」に触れて、どんなことを感じましたか

とにかく、口コミの熱量がすごい。中には、5000文字以上の口コミを書いてくださった方もいたんです!これには本当にビックリで。これから買い物する人に率直な感想…使ってみて「実際こうだったよ」ということを伝えたいという思いを強く感じました。それが、「『知らなかった』をなくしたい」というみん評事業部のコンセプトに繋がっています。

‟ユーザーの役に立つサイトとは” を突き詰めて考える

‟ユーザーの役に立つサイトとは” を突き詰めて考える

みん評口コミ画面

ー『みん評』のアクセスは順調に伸びていたのですか

多少の波はありましたが、しばらくは順調でした。そのため、『みん評』を他メンバーに任せて、私は一旦別の事業を行なうために離れました。が、数年前にアクセス数が急落した時期があり、それを改善するために、またみん評事業部に戻ることになりました。

ーアクセスが落ちてしまった原因はなんですか

率直にいうと、Googleなどの検索サイトから流入してくるユーザーの大幅減少が原因です。アルゴリズムの変更があり、評価を落とされてしまったのだと思います。

特にGoogleには「ユーザーの役に立つサイトを評価する」ための、明確なガイドラインがあります。私たちのサイトはクリアしているはずだったのですが…どこが評価を落とすポイントになったのか、一つひとつ見直し、改善する必要がありました。

ーどんなところを改善したのですか

例えば、広告の割合を見直しました。『みん評』には企業の紹介記事や口コミに加えて広告を掲載しているのですが、その広告がきちんと管理できていなかったために少し増えすぎてしまったようです。そのため、色々な改善アイデアを出し合い、広告の量を調整をしました。

また、ユーザーへの紹介記事内に、よりイメージを持っていただけるような画像を追加して、安心感を持って商品・サービスをご利用いただけるよう工夫をしました。

他にも、細々としたUI/UX改善を行なうなど、小さな改善を繰り返しました。それによって、かなりアクセス数は改善され、今では月間PV350万まで伸ばしています。

マイスタースタジオが大切にしている考え方にもありますが、「困ったときはユーザーに聞く」。アクセスの下落という出来事を通じて、この大切さを改めて認識しました。

口コミを利用して、広告主とユーザーの架け橋へ

口コミを利用して、広告主とユーザーの架け橋へ

グーグルアナリティクス画面

ーアクセスが回復してきた『みん評』。今後はどんなサイトにしていきたいですか

大きく2つの目標があります。

一つ目は「自分の成功体験を具体的にシェアしてくれているような口コミを増やす」という目標です。

『みん評』には、厳しい口コミがたくさん届きます。ただ、商品やサービスに「完璧」なものは存在しないと思うんですよね。例えば、安くて・空いていて・ホテル並みのサービス という脱毛サロンはなかなか存在しないように。オープンしたてのときには空いていても、すぐにいっぱいになってしまう。そうすると、「混雑していて予約が全然取れない」という不満が出てきます。そのような不満の声の方が目立つようになってくると、新しく口コミを見にきた方は、商品・サービスを選択しづらくなってしまいます。

それに対して、「インスタグラムに最新の予約状況が載っているから、こまめにチェックして予約取れましたー」という対策を書いてくれるユーザーさんがいるんです。すごくありがたいです。このような、自分なりの改善アイデアを共有してくれる口コミを増やしたいと思っています。

二つ目は「企業にありのままの口コミを届けて、それに対する現状や改善事例を発信してもらう」という目標です。

先ほどの事例のように「予約が全然取れない」という声に対して、こんな改善の取り組みをしたから今は解消されているんですよ、という情報を発信していただけたら、口コミを見にきた方が「じゃあ行ってみようか」と選択の参考になると思うんです。『みん評』を、双方向に発信しあえる場にしていきたいと考えています。

ー『みん評』を目指す姿に近づけるために、どんな業務に力を入れたいですか

『みん評』の生命線は口コミです。さきほどお話ししたように、口コミを見にきてくれた方の商品選択に役立つような口コミを、もっと増やしたいと思っています。そのために、UI改善にも力を入れていきたいと考えています。

また、ネガティブな口コミ…時には「うっ」と唸ってしまうような口コミも企業側にお伝えして、その企業の本音や改善に向けた取り組みを聞きだしていきたいです。そうすることで、『みん評』を見にくる方の商品選択に、より役立つ記事を作ることができると思っています。

ーどんな方に応募してほしいですか

『みん評』は、色々な口コミを読んでから買い物をしたい人が集まるサイトです。なので、買い物に慎重な方や、情報集めが好きな方にぜひ応募してほしいです。また、訪問者が多いサイトなので、トライアルしてみた結果がすぐに数値で出てきます。仮説を持って、トライアル・改善するのが好きな方にはとても向いているのではないでしょうか。

大きなサイトなので、マーケティング全般が学べます。『みん評』に関わる全員が、「どうやったらユーザーが納得のいく買い物ができるのか」を考え、仮説を持って試行錯誤を続けています。

ー身につくスキルや働きやすさは何ですか

私たちは、アクセス解析ツールなどを使って自分が試したことの結果を確認し、その結果を踏まえて次のやり方を考えることを重視しています。なので、「PDCAサイクルを回す力」が身に付いていきます。

職種別にお話しすると、例えばWebデザイナーであれば、単にきれいなページを作成するだけではなく、データを見ながらUI/UX改善する経験を積むことができるので、ユーザーにとって有益なデザインを作るスキルがアップします。ライターであれば、単発で納品するだけではなく、アクセス解析などから自分の書いた記事がどのように読まれているのか、ユーザーの心理を推測する経験を積みます。なので、ユーザーにとって有益な記事を書くスキルが身に付いていきます。そして、それぞれのメンバーのテスト結果…つまり、メンバーの成功例、失敗例を週次報告で見ることもできるので、その結果も自分のこれからの挑戦に活かすことができるのです。

Webメディア運営の仕事には、基本的に時間や場所の制約がありません。なので、まとまった時間働けない人でも全く問題ありません。実際に、私も子どもの幼稚園の送り迎えで業務を中断することがしばしばあります。お迎えのあと、子どもに「一緒に遊ぼうよ」と言われて、レゴや積み木で遊んだあと仕事に戻ることも。とても自由な環境で働いています。

Webメディア運営の仕事には、基本的に時間や場所の制約がありません。なので、まとまった時間働けない人でも全く問題ありません。実際に、私も子どもの幼稚園の送り迎えで業務を中断することがしばしばあります。お迎えのあと、子どもに「一緒に遊ぼうよ」と言われて、レゴや積み木で遊んだあと仕事に戻ることも。とても自由な環境で働いています。

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